紙の歴史

「日本の和紙」

日本に紙が伝来したのは卑弥呼の時代(3世紀頃)とする説もありますが、紙がつくられるようになったのは仏教をはじめ大陸の文化や技術の交流が盛んになった5~6世紀頃だと考えられています。日本の和紙の製造は、原料をはじめその工程には紙質を良くするためのさまざまな工夫や改良が加えられてきましたが、工程の機械化はされず、近代に西洋から洋紙の製紙技術が導入されるまで、主に人の手によって行われていました。江戸時代に成熟期を迎えた和紙の生産は、洋紙の製紙技術が導入され機械化が進む明治時代を経て、大正時代には衰退し、現在は日本国内の和紙の生産量は紙全体の0.3%程度となっています。

「リサイクルの歴史」

紫式部や清少納言が活躍した平安時代。この頃には、日本で「古紙の抄き返し」という使用済みの紙のリサイクルが行われていたとされています。当時は高価だった紙を大切にするだけでなく、平安の人々はエコな生活を既に実践していたのですね。抄き返した紙は、“薄墨紙(うすずみがみ)”と呼ばれていました。 当時はまだ墨を抜く技術が未熟で、再生された紙に墨色が薄く残っていたためです。

(脚注)日本製紙連合会『紙のあれこれ 紙の歴史』より。

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